to touch(トゥー・タッチ)のカーディガンと工場見学の話②

いつもブログをご覧のあなた、どうもありがとうございます!
飯田市のセレクトショップ、HOPEです。
本日ご紹介するコーディネートはこちらです。

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【カーディガン】
to touch(トゥー・タッチ)/ グレー/毛100%
【ブラウス】
Hands of creation(ハンズ・オブ・クリエーション) /オフ白/綿100%
【スカート】
Bon vieux Temps(ボンビュータン)/レーヨン100%
レースの襟が付いたブラウス、柄スカートとの組み合わせでとても優しい女性のイメージになりました。

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襟を出したら可愛らしさがアップします♪また、カーディガンの第1ボタンのみ木製を使用しています。

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色目を抑えたデザイン柄がとても上品です。

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Hands of creationが作る刺繍柄はいつも絶妙な場所にあります。

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カーディガンには、to touchの地元でもある群馬県太田市で生産されたニット製品である事を表す『OTA KNIT』のタグが付いています。
さて、そんなto touchのデザイナーさん達に連れられて先日行った工場見学。今回は第2回目として『OTA KNIT』の生産地である群馬県太田市のニット工場さんの様子をレポートします!前回の工場見学の様子はこちらからご覧ください。

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前回ご紹介した君島縫製さんの工場を見学したその足でやってきたのは旭ニット工業株式会社さんです。ちょうど顔をひょっこり出してきたのはto touchの山鹿社長。

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現在ニット製品のほぼ全てはこのような機械化された編み機で製造されています。

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この写真からは見えない位置にもさらに沢山の編み機が並んでおり、一晩中製品を編み続けています。

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島精機のホールガーメント編み機を多数所有しているのが旭ニットさんの特徴です。ホールガーメントとは一本の糸から一着丸ごと機械がニットを編み上げる技術。下の写真が分かり易いですよ。

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見てください、凄くないですか!?糸をセットして稼働させたらペロンとほぼ完成品が出てきました!

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ただすべて自動ではなく、この服の白い部分のように余分な所が必ず現れるので、そこは人が裁断作業をします。

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時刻は夜7時半。授業員が帰った後も機械は稼働を続けます。
今回見学させていただいた旭ニット(株)の社長さんによると、現在国内のニット製品の99%は海外生産だそうです。つまり、国内生産は残りの1%!製造コストの問題がやはり一番の理由だそう。かつて太田市はメリヤス(ニット製品)の町として栄え、最盛期は100社以上のニット事業所があったのですが、今では10分の1にまで減少してしまいました。そんな状況に風穴を開けたい!という山鹿さんたちの思いが『OTA KNIT』のブランド化プロジェクトにはあります。
最近は、高品質の目印としてメイド・イン・ジャパンへの評価がむしろ高まってきています。大量生産ではない、質の高いこだわりの服をHOPEはこれからも扱っていきたいので、to touchさんのこういった取り組みはぜひ頑張って欲しい!!という思いです。

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私が6月にto touchに訪れた時は、すでに2018年春夏の製作がすでに進んでおり、今週ちょうど展示会でした。実際に店頭に並ぶのは1月末頃からです。今から楽しみですね♪
という訳でこの度工場見学にご協力いただいた旭ニットさん、to touchの山鹿さんご夫婦、誠にありがとうございました!           
                                                      STAFF SHUN

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